人生フルーツ

人生フルーツという映画を見に行ってきた。

仲の良い87歳のひでこさんと、90歳のしゅういちさんのご夫婦の生活を追ったドキュメンタリー。

初めてドキュメンタリー映画を見たんだけど、幸せな気持ち、悲しい気持ち、両方で泣きそうになった。悲しい方は堪えきれず泣いてしまったけれど。

昔から、広いお庭のある平屋に住んで、家の前で野菜育てて、それで毎日美味しいご飯を作って食べたい!という夢を私は持っている。そんな暮らしをしている人が、スクリーンの中にいた。びっくりして、ニヤニヤし続けてた。ひでこさんの作るご飯の美味しそうさたるや、、

枯葉をコンポストで土に変えて撒いたり、そのまま撒いたり、すっごい。そんな生活に憧れていても、実際農作業なんてほとんどしたことないのだけど、おふたりが毎日のようにたくさんの作物の面倒を見るのは大変なんだろうなあと感じた。年齢のこともあるし。でも、本当に大変さを感じさせないというか、大変さを楽しんでいる印象を受けた!かっこいい!

そして、お肉とかお魚は常連のお店から買って来るんだけど、そのお店に、こんな料理にして食べましたという絵葉書を送ってたの。素敵すぎて、言葉も出ない。多分この映画を見たらわかると思うんだけど、素敵とはこういう方々のためにあるのかって感じ。

また見たいし、また見るだろうと思う映画。アイアムサムとカーズと人生フルーツは、私のバイブル。

今日本屋さんへ行って、おふたりの本を一冊買ってきた。それこそ、バイブルか。こんなに「生活」というものを考えさせられた作品、たくさんの人に見ていただきたい。

この映画を見に行くまでの電車の中で、星野源さんの「そして生活はつづく」を読んでいたの。携帯電話の料金も滞納してしまう星野源さん。きっと私はまだこっち側の人間。けど、いつかはあっち側の人間に!星野源さんはこの映画を見ただろうか、、